新卒で入社した会社がなくなってしまったという話

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新卒で入社した会社がなくなってしまったという話。

 

私はこの会社がなくなる前に退職しています。同じ時期に退職している人から会社がなくなるという話を聞いていました。

 

会社がなくなるといっても倒産したというわけではなく、吸収合併されて会社がなくなるということ。働いていた人達も合併にあたって、退職する人も出てくる。

 

勤めていた会社の営業所を見に行ったらすでに閉鎖されており、建物にあった会社名も消されていた。

 

私が働いていた当時から業績も厳しかった。毎日営業会議で数字を追求、上司からも毎日のように叱責されあまりいい思い出はない。

 

そんな会社でもなくなってしまうと、なんとも言えない気持ちになる。

 

新卒で入社してなにもできない自分を周りの人間にサポートしてもらった。当時何もできなかった自分が何とかやってこれたのは、周りの人間のおかげだったなぁと今になって思います。

 

新卒で入社した会社で社会人としての基礎を学んだ場所。

 

当時は残業も多く帰りも遅いしひどい会社だと思っていましたが、厳しい環境の中だからこそ学ばせてもらえたことも多かった。今はそんな風に思えます。

過当競争の結果

多売薄利、業界全体が利益が取れない中でさらに価格でシェアを奪い合うという状況。

 

価格でシェアを取り合うという過当競争が続いていた。体力のある全国規模の競合大手に対して、私のいた会社は地域にある中堅企業。

 

価格競争の中少ない利益で何年かは持ちこたえたが、競合大手との競争の結果、吸収合併されるという形となった。

 

需要に対して供給する業者が多い、競争原理の結果淘汰されてしまったということ。

働いていた人達のこれから

吸収合併という形で会社はなくなった。状況はわからないが、働く人間もすべて受け入れるわけではない。

 

これまで現場で働いていた人間はどんな思いだったのだろう。

 

合併先の会社でやっていくにしても退職するにしても環境が大きく変わる。

 

私もある意味戦力外通告のような形で会社都合で退職している。

 

現実を受け入れるのにも時間がかかる。お世話になった人達にも最良の選択をしてほしいと思いました。

 

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閉鎖された営業所を見て思ったこと

新卒で入社してはじめての社会人経験を積ませてもらった会社。

 

閉鎖された営業所を見てなんともいえない気持ちになった。

 

毎日通った会社には一緒に働く人がいた。たくさんの人が出入りしている会社という場所、そこには働く人達のエネルギーがあった。

 

今ではひと気もなく、何とももの寂しい雰囲気。

 

毎日嫌だ嫌だと思いながらも通った会社。そんなことも今思えば良い思い出だったなぁと思います。

 

退職した会社ではあるが、会社がなくなってしまうとなんとも言えない気持ちになったという話でした。

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