フェルナというスーパーマーケットをご存知でしょうか?
愛知県を中心とした東海地区にスーパーマーケットを展開するカネスエ。そのカネスエの新しい業態のスーパーマーケットがフェルナ。
近隣に新しく店舗ができたため行ってみました。店内を見た感じはスゴくシンプルな印象。品揃えは大型スーパーと比べると多くはないですが、なんといっても価格が安い。
今までのスーパーマーケットとはなにか雰囲気が違うなーと感じました。お店のつくりやレジシステムが既存のスーパーとは違うよう。
そんなスーパーマーケットフェルナについてまとめていきます。
- フェルナとは
- フェルナは買い物かごがない!カート利用のみ
- フェルナのレジと一般的なスーパーのレジを比較
- フェルナ商品数は少ないが価格に反映されている
- フェルナの商品が安い理由、無駄をなくしたため
- フェルナが与えた最大の価値は「低価格」で提供すること
- フェルナを見て思った…これからの時代の働き方
フェルナとは
愛知県一宮市に本社を置く株式会社カネスエの新業態がフェルナ。カネスエは愛知県一宮市を中心に尾張地区に出店しており、フェルナは愛知県の三河地区よりに出店しているようです。
お客様の「近くにある利便性」、「買いやすさ」を追及した、小型の店舗です。
日常必需品を常に取り揃え常にお値打ち価格で、地域の皆様にご提供しています。
スーパーマーケットにしては店内は小さい印象。品数は大型店と比べると少ないかもしれません。種類は少ないですが日用品や食品も含め十分商品はそろっていると思います。やはり価格は非常に安いなーと感じます。
フェルナは買い物かごがない!カート利用のみ
フェルナに初めて入った時、これまでのスーパーとはちょっと違うなぁと思いました。店内の仕組みが分からなく、お店の前に立っている看板を見てみます。
『カートをご利用ください。当店はお買い物清算システムになっております。』
買い物かごというものがありませんでした。買い物用カートが一か所にまとめて置いてあるだけです。
店内をカートで買い物をしてお会計を済ませたら、利用者がまた同じ場所のカート置き場に戻す。
フェルナにはたくさんの買い物カートをまとめてガラガラ運ぶおじさんもいません。買い物かごを管理する必要もないためそこに人を割く必要もない、買い物かごを置くスペースも必要ありません。買い物かごがないことで店内もスッキリとした印象です。
フェルナのレジと一般的なスーパーのレジを比較
フェルナではバーコードを読み取るスタッフはいるが、清算は自動レジがあり機械がやってくれている。一般的なレジとフェルナのレジの特徴を比較してみます。
①ファルナのレジ
・バーコードを読み取る⇒レジスタッフ
・清算⇒自動レジ
②セルフレジ
・バーコードを読み取る⇒セルフ
・清算⇒自動レジ
③一般的なスーパー
・バーコードを読み取る⇒レジスタッフ
・清算⇒レジスタッフ
フェルナのレジの特徴
「バーコードを読み取ること」と「清算」を切り離したことがフェルナの特徴だと思います。従来のレジだとこの2つはレジスタッフがやっている場合か、もしくはセルフレジでやっていましした。
レジスタッフは混雑する時間帯によって必要な人員数が変わります。それに応じて管理コストや人件費もかかってきます。
セルフレジの場合はお客さんが手間に感じて使わない場合もあります。セルフレジを導入すればレジを打つ人の負担は少なくなるかもしれません。しかし高齢者も増えてきているため、慣れていない人だと読み取り作業にも時間がかかる場合もあります。すべてをセルフレジに変えるということは難しいのかもしれません。
「バーコードを読み取ること」「清算」この2つを切り離すことで管理コストを抑え、なおかつ稼働率を下げないで運用ができているのではないかと思います。
フェルナのレジが従来のス―パーより優れている点
清算を機械化することでお金の受け渡しのヒューマンエラーを防げるのではないかと思います。
セルフレジでは手間だったバーコード読み取りスタッフを置き、レジの回転率を上げレジ前の混雑を少なくします。
レジスタッフは最小限にすることで管理コスト・人件費を抑える役割があるのだと考えます。
フェルナ商品数は少ないが価格に反映されている
フェルナの店内を見まわしてみると商品の種類が少ない印象でした。他の大型スーパーと比べても品数は少なく、単一の商品に絞って置いているように見えます。
品数を絞ることで同一品種の商品を大量発注しスケールメリットを得られる。品数を絞ることで品出しも同一商品を並べるだけなので楽になり、在庫管理する手間も省け人員を少なくできます。
フェルナの商品が安い理由、無駄をなくしたため
店内の人件費を抑えていることと他にも安く提供できる理由がありました。
・特売チラシをなくしました。
・お買い物袋持参を推奨しております。
・ペットボトル、トレーの回収は行っておりません。
特売は行っておらず、チラシも出していません。広告宣伝費をカット。
スーパーで見かけるペットボトルやトレーの回収ボックスも置いていません。
顧客がスーパーに買い物に来る目的は日用食料品を買いに来ているということ。スーパーの役割は安く良いものを提供すること。
商品を安く提供するために、商品以外の必要ないものは徹底してやめる。
それが「フェルナ」というスーパーマーケットの新しい形なのだと感じました。
フェルナが与えた最大の価値は「低価格」で提供すること
フェルナがお客さんに与えた最大の価値とはなんなのか?低価格で商品を提供することが最大の価値であると考えたのだと思います。
そのためにはこれまでのスーパーマーケットで当たり前であった常識を壊す必要がある。
低価格を実現するためにはこれまでの常識を見直し、徹底して必要のないものを取り去った。
現在もフェルナの新規出店が進んでいる。
フェルナは今後のスーパーマーケットの新しい形になるだろうと思います。
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フェルナを見て思った…これからの時代の働き方
新しい形のスーパーマーケット「フェルナ」を見て思ったこと、これまであった労働は効率化され少なくなるだろう。
例えばフェルナで言えばアルバイト・パートとしてレジスタッフや品出し等の業務も効率化されていく。
「労働」とはお金のためだけに働くこと。世の中にはまだまだ無駄なものがたくさんある、無駄を省いていくことで労働という仕事は少なくなっていく。
今ある無駄なものを効率化していき、新しい価値・サービスを創造することこそ本当の意味での仕事だと考えます。
労働≠仕事
労働というものは働く側からしても、楽しいものではありません。会社から与えられた役割をこなすだけで、そこに自分の意思や考えは必要ないからです。
仕事とは自分が持っている能力を最大限活かし社会に還元していくこと。
そのためにはひとりひとりが自分の能力と社会のニーズにマッチした場所を見つける必要があるのだと思います。
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